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レーシック手術による健康被害

コンタクトレンズ

レーシックブームが去ってからわかったこと

今から10年ほど前から日本ではレーシックブームが起こりました。
レーシックとは眼球に人為的に傷などをつけることにより、光の屈折を変えて裸眼視力を回復するという治療法です。
もともとレーシックという技術は1990年代頃にアメリカで開発されたものですが、これが日本でも導入されることで一大最先端医療として注目を受けました。

それまでずっとメガネがないと日常生活を送ることができなかったという人にとってこのレーシック手術は大変便利なもので、視力矯正器具がない生活に戻れたという喜びの声が多く聞かれていました。

しかし人気となる一方できちんと技術が備わっていない医師が儲け主義で手術を受け付けたり、不衛生な施設で器具の使い回しをしていたりといった問題も起こりそこから徐々にレーシックのブームも終焉を迎えました。

現在でもレーシック手術自体は受付けをされていますが、ブーム当初に手術を受けた人が術後10年以上経過することによってわかってきた問題もあります。

レーシックが適さない人もいる

視力矯正の夢の技術のように持ち上げられすぎたという反動もありますが、手術を受けたことで以前にはなかったような症状が出たという人も多くいます。
最も多いのが「過矯正」というもので、近視を治療するためにレーシック手術を受けたところ屈折率が合わず反対に遠視になってしまったという症状です。

またレーシック後に光が滲んで見えるようになってしまったり、ドライアイで痛みを感じるようになったというような人もいます。
レーシック手術は白内障など深刻な眼の症状には有効ですが、近視治療においては誰でも完全によくなるというわけではなかったようです。