切らない眼瞼下垂のメリット・デメリット

切らない眼瞼下垂のメリット・デメリット
眼瞼下垂とは
年齢とともに気になってくるのがまぶたのたるみ。
まぶたが本来あるべき位置より垂れ下がってしまった状態を眼瞼下垂(がんけんかすい)といいます。
眼瞼下垂を治療する手術としては、下垂したまぶたを切開する「切開法」と、まぶたを切らずに手術する「埋没式挙筋短縮術」という2つの方法があります。
切開法は多くの医療機関で導入・実施されている治療法で、眼瞼下垂手術の主流ですが、切開法は確実に垂れ下がったまぶたを処置できる反面、手術後安静にしなければならないダウンタイム期間が長いことや、手術の結果が気に入らなかった場合でももとに戻すことができないリスクなどがあるため、切開法による眼瞼下垂手術にたいしては躊躇される方も少なくないといいます。
そういった問題を解決する方法として、まぶたを切らずに手術する「埋没式挙筋短縮術」が登場しました。
名称が長いため「切らない眼瞼下垂手術」と呼ばれることもあります。
2004年にこの手術法が公開されて以来、様々な美容外科クリニックで実施されています。
切らない眼瞼下垂手術の概要
埋没式挙筋短縮術こと切らない眼瞼下垂手術は、まぶたにメスをいれることがないため痛みが少なく、また手術時間も短いという特徴があります。
切開法だと切開したときの傷跡が残ってしまいますが、切らない眼瞼下垂手術であれば傷跡が残らず、また手術後の傷の治りや腫れなどが引くまでの期間も切開法に比べて短いため、すぐに日常生活に戻れます。
メリット・デメリットを紹介
切らない眼瞼下垂手術のメリットはこれまで紹介したように、切開法とくらべて痛みが少ないことや、施術時間やダウンタイムの短さなどが代表的ですが、何よりも大きなメリットと言えるのは、手術の結果に満足がいかなかったとき、元に戻せるということでしょう。
美容外科手術は、失敗してしまったときのことも考えて決断しなければなりませんから、もし失敗しても元に戻せるという安心感は何ものにも代えられないのではないでしょうか。
デメリットとしては、手術を行うドクターの技量によって成功・失敗が分かれてしまうことでしょうか。
手術症例数が少なく経験の浅いドクターにあたってしまうと、手術後数ヶ月ごろに元に戻ってしまう、なんてこともあるようです。
まぶたのたるみが気になってきたら、それは眼瞼下垂かもしれません。
今ではメスを入れずに治療する方法があるので、気になる方は手術を検討してみてはいかがでしょうか。