薬学生の奨学金返済

6年制になったことにより問題は深刻化

現在日本経済の大きな重石となっているとされるのが学生や新社会人の奨学金問題です。
日本における「奨学金」には大きく二種類があり、完全に返済をしなくてもよい文字通り奨学のためのお金と、もう一つ卒業後に利子とともに返済をしなくてはいけないお金とに分類できます。

よく言われることに「奨学金」なのにどうして利子がつくのかということがありしかもその利息がかなり高額であるということから実質的には「ローン」であると言えます。

就職状況が不安定でありかつワーキングプアと呼ばれるような拘束時間の長さの割に給与額は非常に低いという仕事も多いことから、奨学金のために自己破産をすることになったり結婚や出産を諦めたりということもよくあります。

こうした奨学金問題は大学だけでなく短大や専門学校など数多くの学校への進学で起るものですが、特に医療系の学部というのは必要な課程が長く実習も多いことから金額はより高く問題は深刻になってしまいます。

薬剤師の資格は4年制から6年制に制度が変更されたことにより就学に掛かる金額はかなり高いものとなってしまいました。
これから薬剤師を目指すという人はまずは6年間学校に通うときいくらくらいが最低でも必要であるかということを計算するとともに、返済ができるかどうかのシミュレーションもしてみてください。

薬学部6年間でかかる平均的な金額

まずは平均的な学費の相場について調べてみます。
薬剤師養成課程のある大学は全国各地にありますが、その学校が国公立であるか私立であるかによってかなり金額が変わります。
具体的には6年間の課程にかかる学費は国立大学の場合約350万円、私立では約1200万円とされています。

もちろん学校によって金額は異なってきますが、平均的な金額として上記くらいの差が国立と私立で差があるということは理解しておいた方がよいでしょう。
なおこの数字はあくまでも学費のみで出したものなので、そこに下宿費用や生活費がかかってくることになります。

私立の薬学部の学費の高さがどうしても気になってしまうところですが、私立の学校の場合には独自の奨学金制度を設けていたり、特定の条件に当てはまる人に対して学費免除の制度を設けていたりするのでそうしたものをうまく利用していくことで国公立大学よりも安く卒業することができます。

奨学金選びのコツ

最初に少し説明をしたように、日本において「奨学金」という名称で付与されているお金の中には実質的に「奨学金」ではない「ローン」であるものも混ざっています。
ですので学費の一部を奨学金でまかないたいという時には単語に惑わされずその内容がどういったものなのかということを考えていくようにしましょう。

ローンのように利息がつく奨学金は一見利息が少ないように見えますが、金額が1000万円単位になってくるとわずか1%以下の利息でもかなり重くのしかかってきます。
仮に1000万円を0.79%の利息で借りた場合、返済期間を20年としても月々の返済額は45000円とかなりの高額になります。

新社会人としてもらえる給与はいきなり高額にはなりませんので、家賃や生活費を抜きにしても月に45000円を支払いにあてなければいけないというのはかなり苦しい生活になってしまいます。
見た目の利息に惑わされず、借りる前にしっかり月々の返済シミュレーションをしていくようにしましょう。
現在はWebツールなどで借入額と利息、返済期間を入力すれば自動的に計算をしてくれるところもあります。

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