MRの働き方

変わるMRという仕事

MRという仕事が登場しはじめたのは、1979年(昭和54年)くらいからとされています。

ただしこの歴史については諸説があり、最も古いという説によると1912年(明治45年)には同様の仕事をしている人がいたというふうに言われています。

MRとは「医薬情報担当者」と訳されることがあるように、製薬会社や輸入薬取扱業者の営業社員が実際の医療現場に足を運び、そこで薬についての営業を行うという仕事のことです。

明治の時期から存在していたというMRはその業務のうち海外から輸入されてきた新薬について、その製品説明書を日本語に翻訳をして医師のもとに送るといった仕事をしていました。

しかしその後日本国内において医療技術が急激に発展したことや、薬についての取扱を定める法律が何度か改正されていったこともあり、新薬の営業を行うMRの仕事も少しずつ変化をしていくことになりました。

日本において大きな製薬業界の転換点となったのは第一次大戦後からで、それまでは薬というと海外からの輸入品が主に使用されてきたところ、国内の製薬メーカーが台頭するようになり企業同士の競争が激しくなっていきました。

さらに1960年台に入ってくると薬事法がきちんと定められ、ジェネリック薬品も登場してきたということもあって薬の取り扱いについてはかなり専門的な知識が求められるようになったのです。

そこで1980年台に入ってからは製薬業界がMRとして勤務をする人の教育研修制度を開始するようになり、認定制度によるMR資格が登場したというわけです。

現在のMRの主な業務とは

現在MRとして仕事をしている人は、必ず事前にMR認定センターからの資格を得ているか、もしくは薬剤師など専門の医療資格を持っています。

雇用形態は製薬会社が直接雇用している場合もあれば、MRとして専門の派遣会社に登録をしてそこから各メーカーに営業担当者として派遣をされるという場合とがあります。

具体的な業務では全国にある医療機関を訪問して、自社製の医療用医薬品などを取り扱うように営業をしていくことになります。

また実際に医薬品が導入されることになった場合には、その医薬品の取り扱い方法について医師の他看護師や薬剤師、その他医療関連従事者への説明会を開いたりします。

逆に販売をした医薬品についての使用状況を調査して製品開発部にフィードバックをするという業務も同時に行っており、文字通り医療施設と製薬会社の橋渡し的な役割を担っていきます。

つまり現在のMRにとって必要な能力となるのは薬品についての正しい知識の他に、新製品を適切にアピールするためのプレゼン能力や、多くのスタッフに対してわかりやすく説明をしていくトーク力ということになります。

一時的に大量に求人されたMRですが、年々専門性が高まっていくにつれて人材も淘汰が進み、かなり優秀な人でないと長年続けることができなくなってきたというのが実情です。

年齢や性別にかかわらず年収を高めることができる

MRの仕事への求人は現在も数多く出されていますが、給与水準は決して低くありません。

ただしほとんどのMRの仕事は出来高制になっているため、年収を高めるためには自分なりの営業方法を見つけて実践をしていかないといけません。
逆に言えば実力さえあればどんどん仕事をとって年収アップをすることができる仕事なので、年齢や性別にかかわらず営業能力に自信があればキャリアを伸ばしていくことができるということです。
活躍している人にはビジネスで使える英会話力があるなど、何かしらの強みがある人が多いです。
トップクラスになると年収1000万円以上にもなる人もおり、厳しい実力主義社会ながらやりがいの高い仕事となっています。

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