昼間の眠気、睡眠時無呼吸症候群では?

若い人にも増えている「睡眠時無呼吸症候群」

ここ10年位で急激に有名になった病気の一つに「睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)」というものがあります。
SAS(サス)とは文字通り人が睡眠中に何らかの理由で呼吸が止まってしまうという症状のことで、これが続くことで眠りが浅くなってしまい体の機能にさまざまな異常が発生することになってしまいます。

より正確な定義でいうと、睡眠時無呼吸症候群とされるのは睡眠中に1時間に5回以上、10秒以上呼吸が止まるという症状が出ている場合です。
本人は眠っているのでもちろん自覚症状はなく、夫婦など寝室が同じ人がいる場合におかしいということがわかるケースがよくあります。

人は睡眠中に脳や内蔵が休むようにできており、それがSASになってしまうことにより適切に休むことができずに心臓や脳に大きな負担をかけることになってしまいます。
睡眠時無呼吸症候群がはっきり分かる形で起こっている時には、既に内蔵や循環器に何らかの異常が起こっているということも珍しくありません。

最近どうも眠れない、眠っても疲れがとれた感じがしないという人はこのSASを疑ってみた方がよいかもしれません。
一緒に就寝する人がいないという時であっても、診断により睡眠時無呼吸症候群かどうかを判定することはできますので早めに医師の診断を受けるようにしましょう。

睡眠時無呼吸症候群が起る理由

睡眠時無呼吸症候群は誰の身にも起る可能性のあることですが、特定の条件がそろうことによりより発症しやすくなります。
そもそもどうして睡眠時無呼吸症候群の症状が起るのかというと、健康な状態のときにはきちんと開いているはずの気道が何らかの原因によって閉じてしまうからです。

気道は私達の鼻と口の奥にある管状の器官なのですが、体質的に生まれつき首が太くて短い人や、舌が大きい人、顎の小さい人というのはちょっとした姿勢の変化でつまりを起こしてしまいやすくなります。
生まれつきSASになりやすい体質の人であっても、子供の時や若い時には体の筋力が全体的に高いので睡眠中に気道が塞がれることはあまりありません。

SASの危険性が急激に高まるのは中年期以降のことで、顔や首のあたりの筋力が全体的に弱くなることによりそれまでうまく抑えることができていたことができなくなってしまいます。
また急激に太ってしまったような人も首まわり圧迫しやすくなるのでそれが原因でSASを引き起こしてしまうことになります。

こんな症状が出ている人は要注意

もう一つSASが起こりやすい人の傾向として挙げておきたいのが「いびきが大きい人」です。
眠っている時のいびきは人によって全く大きさが異なるものですが、ひどい時には同じ室内で別の人が眠ることができないほどの非常にうるさい音を立てることもあります。

豪快ないびきをする人というのは何らかの事情により気道が狭くなり呼吸をするときに大きな音を出してしまっています。
吹奏楽の楽器が鳴る原理と同じで、狭い管に強い空気圧をかけると大きな音が出るという特徴があります。

ですので普段「いびきがうるさい」と言われている人は要注意で、そこに加えて昼間眠くて集中力が続かない、疲れがとれないといった症状がある場合にはSASの可能性はかなり高いと言っていいでしょう。

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