関節リウマチは30代~40代がピーク

高齢者の病気ではない「リウマチ」

温泉施設などに行くと、その泉質効能の一つとしてよく挙げられているのが「リウマチ」です。
リウマチという名称は正しくは病名ではなく、特定の共通した症状をまとめて呼ぶ時に使われるものです。
具体的には関節部分や骨そのもの、筋肉などが特に何らかの原因なしにひどく痛むという症状のことで細かく分類をすると病名は200種類以上にもなります。

特にリウマチが起こりやすいのは手足の可動部分で、指関節や手首、肘、膝、足首といった日常の中でよく動かすことが多い部分での発症例が多くなっています。
リウマチは関節部分が多いですが他にも骨や筋肉が痛むこともあるので、特に区別して「関節リウマチ」と言うこともよくあります。

リウマチや関節リウマチと聞くとなんとなく60代以降の高齢ばかりが発症する症状のようなイメージがありますが、実際の患者を調べてみると案外その多くを占めているのは30~40代の人であるということがわかります。
確かに高齢者になってからのリウマチ患者が多いという傾向はあるものの、発症のピークは30~40代にあるからです。

なお30~40代に発症するリウマチ患者のうち約8割は女性ということもわかっており、出産を経験したあとの女性で強い痛みを感じて病院を訪れるということが多いということも特徴です。
出産をしていない女性でも中年期以降の発症リスクは急激に高まりますので油断はできません。

リウマチの原因は自己免疫性疾患

リウマチに関する誤解でよくあるのが、その体の部分を使いすぎてしまうことで起る病気という思い込みです。
膝や肘といった部分は日常的に数多く起こりますが、この原因は機械のように使いすぎによって部分的に摩耗が起ることではありません。

リウマチの痛みを作り出しているのは体の免疫反応であり、自分の体内で自分の体を攻撃するような働きが起ることを「自己免疫性疾患」と呼びます。
自己免疫性疾患では、本来外部から侵入してきた体に害をなすようなウイルスや雑菌を追い出すための反応が何らかの事情によって自分自身の体に対して攻撃を行うようになってしまいます。

この攻撃が強くなるこっとで関節部分や体の組織に強い痛みを覚えることになっていくので、重度に進行していくと目に見えるような変形や腫れなどをもたらしたりします。
特にひどくなったときには関節部分にある滑膜という骨同士の摩耗を防ぐ部分が腫れ上がってしまうことになるので、耐え難い痛みから日常生活を送ることが困難になります。

前兆を見逃さなければ早期発見も可能

リウマチは怖い病気ではありますが、決して治療が困難な病気ではありません。
重度に進行してひどい炎症などが起る前までであれば、比較的簡単な治療で痛みを軽減させることが十分に可能です。

大事なのはできるだけ早くに病気の発生を見つけるということで、そのためには普段の生活の中で起る前兆を見逃さないようにすることが大切です。
リウマチの前兆としてまず最初に起るのが、朝起きた時の関節のこわばりです。
眠っている時には体を動かさなくなることから体液が関節部分にたまりやすくなるため、起きた時にむくみが起きやすくなります。

このむくみがひどくなると朝起きてすぐに手足をうまく動かすことができなかったり、関節がうまく曲がらないといった症状になってきます。
もしこうした朝の体の動きの鈍さが頻繁に起るようなら早めに起る箇所をみつけ病院で見てもらうようにしましょう。

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