鬱病と双極性障害の違い

増える精神疾患の患者数

現代は「こころの時代」とも言われますが、実際心療内科や精神科を受診する患者数は年々増え続ける傾向にあります。
日本は世界的に見ても非常に自殺者が多い国としてよく知られており、1998年以降10年以上にわたり年間3万人以上が自殺するという自然死よりも若い世代の死因と割合が高い異常事態が起こっています。

自体を重く見た国や自治体で自殺者対策はかなり本格的な取り組みをしていることもありここ数年ではようやく減少傾向が見えてきているものの、まだまだ総数は高止まりをしたままとなっています。

こうした自殺者対策に有効とされているのが「うつ病」という精神疾患への対応です。
うつ病と自殺の因果関係は既に広く知られているところであり、全自殺者のうち約4割はうつ病症状を発症していたというデータもあります。

うつ病についてはここ最近急激に社会的認知度が高まってきていることを感じますが、それでもまだまだ十分に病気について理解がされているとは言えません。
数十年前よりもだいぶ緩和はされているとはいえ、まだ精神疾患に対しての偏見は根強く例えば「うつ病」と「双極性障害」の違いを正しく理解している人はごくわずかです。

大切な人を亡くさないために、また何より自分の身を守るためにも健康なうちから精神疾患についての理解は深めておいてもらいたいところでです。

「うつ病」と「双極性障害」はどこが違うのか

精神疾患の患者数はかなり多くなっていますが、中でも大きな割合を占めるのが「うつ病」と「双極性障害」です。
「うつ病」の場合、最も代表的な症状となるのがひどい気分の落ち込みで、ひどくなると会話をしたりものを食べたりすることすら気力がわかないという状態になってしまいます。

一方の「双極性障害」ですがこちらもうつ病と同じようにひどく落ち込むという症状が出ます。
しかし一点異なるのが常に落ち込みを感じるのではなく、日によってはかなり機嫌がよくいつまでも話し続けたり、大胆な行動をとってしまいたくなる時期があるということです。

双極性障害はかつては「躁うつ病」と言われていたこともあり、気分の高揚と落ち込みを交互に繰り返すという両極端の気分の間を往復することになります。
総強制障害にもⅠ型とⅡ型とがあり、症状が極端なⅠ型に比べⅡ型は機嫌の良さもほどほどというところで収まるので外部からはそれが症状の一つとはわからないこともよくあります。

そのため双極性障害の人はうつ病よりも自覚症状や外部からの発見が遅くなりやすく、それゆえ発見が遅れ深刻な事態になってしまうことも多くなってしまいます。

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